2008年06月30日

先日母からすばらしい提案がありました。

「尚美さん、浜名湖のほうに亀の産卵を見に行きませんか?」

えっ!?浜名湖の方に亀キラキラ!?

もちろん二つ返事で亀を見に行く運びとなりました笑顔

前日に浜名湖畔のホテルに到着し、翌朝に備えました。

は3時半起床で、4時に出発しました。

朝早すぎたせいか皆ちょっとだけ意識が朦朧としています。Mimiは

「今日はぜったいに浦島太郎に会えると思う。」

と真顔で言っていました。寝ぼけています。

眠い目をこすりつつバスに乗り込み砂丘に到着しました。

サンクチュアリー・ジャパンの人に先導されて、海浜植物のことなど色々説明を受けながら、3キロの砂浜を歩きました。

こんな海浜植物が生えていました。新種のブロッコリーのようです。
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とうとう見つけました。カメの足跡です足跡
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その足跡は砂浜へと伸びていました。

ここが産卵場所のようです。
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指導のもと掘り始めてみました。長年の保護活動の経験からすぐに卵のありかはわかるようです。
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壷のように60cmの深さに掘った穴に卵がたくさんありました。

参加者にも掘らせてくれました。

まずはMimiが掘っています。「割らないようにそ~~っとね。」
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無事に取れました笑顔「わ~い!カメの卵はじめてさわったよ。」
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私も採取に挑戦してみました。「よいしょっ汗(→オバさん)」
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まん丸な卵ですキラキラ
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掘り出したばかりの卵はまだ温かくやわらかく押すとあちこちへこみますが、へこむことで産卵時の落下の衝撃をやわらげているそうです。

王子もゲット笑顔 「ふ~ん。ピンポンだまみたいだね。」
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この日は104個のアカウミガメの卵を採取しました。この卵たちは盗難や野生動物からの保護のために鍵付のケージに移され穴に埋められます。
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この卵から孵化した亀は8月下旬、再びイベントに参加した人たちの手で海に戻されるそうです。小亀たちが成長し再び産卵にこの砂浜にもどってくるのは20年後だそうです。

親亀には会えませんでしたが、真夜中に産卵に上陸するそうです。人影を見ると逃げたりするらしいので、産卵は見れないそうです。

次は小亀に会いたいな・・・と、(ずっと運転担当だった王子以外の)参加者全員が思ったイベントでした。


at 12:11│コメント(14) │

この記事へのコメント

1. Posted by umi   2008年06月30日 22:12
ステキな旅行です~{ラブ}
お母様、ナイスなアイデアですわ{音符}
命の大切さもわかりますよね。
私もいつか行ってみたい。。。{走る}
2. Posted by かめぐんそう   2008年06月30日 22:14
うわぁ、素晴らしい旅ですねぇ。
自然の卵を見れるなんてすっごい素敵です。
この卵から孵って海に向かう所を見たいですねぇ。
多分自分泣いちゃうなぁ(年とると涙腺が…)
Mimiちゃんに比べて体勢に無理のある尚美さんに親近感がわきましたw
お母様の綺麗な言葉使いにガサツな自分は驚きでしたw
さすが世田谷マダムだわ~♪
3. Posted by タロウの母   2008年07月01日 15:26
ブラボー!素晴らしいです。思い出に残る旅だった
のではないでしょうか?お母さまも粋な方ですね。
卵を掘って触らせてもらえるなんて感動です。
100個近く産むんですね。これまた母は強し!
産卵は見ることは出来なかったけど、とても貴重な体験でしたね。無事産まれてくれるといいですね。
4. Posted by つぐみ   2008年07月01日 23:01
お母さまは、王子の母ですよね~。
素敵な提案、素晴らしいです{ハート}
mimiちゃんも貴重な体験ができてよかったですね。
孵化する子ガメちゃんたちにも会いたいですよね{ドキドキ大}
5. Posted by ケイティママ   2008年07月01日 23:25
わぁ~ 素敵な旅です♪ 画像を1枚、1枚拝見しながら、ワクワク・ドキドキ、私まで一緒に連れて行っていただいたように感じました。
感動が伝わりました! 有難うございます!
6. Posted by ARIKO   2008年07月03日 11:24
とても貴重な経験でしたね。
すごーく素敵な旅です^^
子亀たちの旅立ちのようすも是非 見守りたいですね♪
7. Posted by 尚美   2008年07月05日 13:03
umiさん
母も動物が大好きで小さい頃からヤギや鳥などたくさん飼っていたそうです。今も猫を飼っています。やはり生き物を飼育し、命を預かると命の重みが分かると実感します。生き物を通して命の尊さを学ばせてもらってるので、ある意味フィギーには感謝です^^
8. Posted by 尚美   2008年07月05日 13:09
タロウの母さん
2500匹に一匹しか帰ってこないと聞いてせつなくなりましたが、一匹でも多くのカメが死ぬことなくまたこの海に返ってきますように、と祈らずにはいられません。自然は厳しいですよね。
卵はあちこちべこっとへこむので触っていて怖かったです。
9. Posted by 尚美   2008年07月05日 13:11
かめぐんそうさん
実は・・ホテルのフロントで去年のカメの放流会の様子をビデオで流していたのですが、自分すでに泣いていました(T T)夕日に染まった海に、小亀が誰から教えられることもなくぱたぱたと一生懸命帰って行く様子は感動なんてもんじゃぁないですよ。
この姿勢辛いんです(爆 立位体前屈っていうんでしょうか、おもわず「よいしょっと。」とか「どっこらしょっ」って出ちゃいました。失礼しました^^;
母とは夫の母なのですが、私も憧れの女性です{笑顔}でも私は田舎のオバちゃんになりそうです。
10. Posted by ゆー   2008年07月07日 01:47
ウミガメの産卵ですかあ。
それはステキな夏休みでしたね。
今年は行けそうにないですが
一生に一度は産卵を見るのが夢なんです。
壷みたいに上手に穴を作るんですね。
本能とはいえ、母の愛を感じます。
一匹でもたくさんのカメさんが帰ってきますように。
11. Posted by 尚美   2008年07月08日 09:01
つぐみさん
そうです。夫の母です。ワタシの母は遠いところに住んでいて、なかなか一緒の旅行がかないません。しかも動物嫌いだと思います。私が亀を飼っているのも不思議でならないようです^^
今回の旅行は義母が教えてくれなければかなわなかったと思います。本当に感謝、感謝です。Mimiにも一生思い出に残る旅行になったと思います。夫も「まさか卵触れるなんてね~」と、感動していたようでした。
12. Posted by 尚美   2008年07月08日 11:21
ケイティママさん
ご覧になっていただいてありがとうございます。よその亀!?の卵にこんなに感動する自分ですが、ケイティママさん宅ではこの光景をご自宅で見れるわけですよね。それってすごいことだと思いました。一年に何度も感動シーン。
すごいです。
13. Posted by 尚美   2008年07月08日 11:23
ARIKOさん
そうですね、きっと小亀のときはもっと感動するんでしょうね。あの距離を運転しても、這ってでも(笑)行く価値はあるとおもいました。
ARIKOさんも8月下旬にいかがですか?
14. Posted by 尚美   2008年07月08日 11:25
ゆーさん
あんなに妙な形の脚で?どうやってつぼみたいな穴を掘るのか不思議でなりません。生命の神秘だと思いました。
亀がまた帰ってこれるような美しい砂浜づくりが人間たちの課題ですね。今回の旅行を通して自然保護と環境保全についてふか~く考えさせられてしまいました。

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